マンション経営の専門業者
真剣に農業のあり方を考えるべき時期にきているといえるだろう。
その意味で昨今の冷夏や熱夏は、農業を考え直す、また農業の「方法」を考え直す絶好の機会であった、と私は思っている。
沖縄の特産といえばサトウキビという人が多いが、豚や牛、鶏などの畜産事業も大変盛んである。
ただ畜産事業というのは、特有の悪臭問題が全国的にあとを絶たない。
悪臭防止法ではこれまで、掲げたように、アンモニア、メチルメルカプタンなど八つの物質が規制の対象とされてきたが、新たにプロピオン酸など四種類の物質が追加された。
これらはいずれも低級脂肪酸と呼ばれるもので、酢酸などの仲間である。
畜舎における悪臭の原因は、牛、豚、鶏の糞尿である。
これらからアンモニア、硫化水素、メチルメルカブタンなどが発生するのだ。
その臭いはすさまじくて、「いくら洗っても落ちない」と畜産農家が嘆くほどである。
この悪臭は、どの畜舎でもだいたい周囲四キロ以上にわたって蔓延している。
そして畜舎があるところでは必ず、近辺の住民から役所に苦情が持ちこまれるというほど厄介なものである。
畜産業はこの悪臭から解放されないかぎり、地域とのトラブルや環境汚染、後継者問題で悩むことになる。
新しい悪臭規制について触れておくと、四つの物質のなかでもノルマル酪酸がもっともきびしい。
敷地の境界線で畜糞の臭いがはっきりと感じられれば、まず間違いなく規制値をオーバーしているだろう。
しかも糞尿を畜舎内にためると、ハエやウジなどが発生し、嫌気的(酸素を必要としない)な状況から悪臭が発生するというように、二重、三重の悩みが畜産農家にはある。
これまでの対策は、こまめに清掃して糞尿を畜舎にためないこと、嫌気的な部分をつくらないことなどであった。
しかしこれは、「言うは易く、行なうは難し」の典型であった。
畜舎を管理する人間は、ほんの数人にすぎない。
それに対して牛や豚は、少ないところで一OO頭、多いところでは一000頭を超える規模である。
畜舎の管理はじつに大変で、こまめな清掃を心がけることは現実的には無理だ。
そのため全国あちらこちらで、トラブルが引き起こされてきたのである。
ところがアガリエ菌を導入している畜産農家の場合、このトラブルの元である悪臭がみごとに消えてしまったのだ。
悪臭は、糞尿が嫌気的腐敗菌によって分解されるさいに発生する腐敗臭が主である。
そこでアガリエ菌は、蓄糞などを腐敗させることなく、完全好気的(酸素をつくりだす)条件で分解してしまう。
しかもアガリエ菌には、糞尿の堆肥化、畜舎洗浄用の利用水化など、完全にリサイクルさせるメリットがあるのだ。
アガリエ菌を導入している畜産農家を訪れる見学者は、みなさんスーツ姿のままである。
悪臭がないし、病気がうつる心配がないから、安心して見学できるのである。
一九九二年二一月、沖縄県読谷村に、ナイター設備のあるデラックスな残波ゴルフクラブがオープンした。
ここは沖縄ではじめての無農薬ゴルフ場であり、いままで農薬なしでは難しいといわれていたゴルフ場管理に革命を起こしたのである。
もともと、このゴルフ場の建設にあたっては、読谷村との協定で無農薬による維持管理が定められていたため、いわば仕方なく無農薬になったのである。
しかしいまやそれが健康ブームと相まって注目され、全国から見学者があとを絶たない状況である。
とりわけ熱帯地方に位置し、周年を通じて、病害菌、病害虫の発生する沖縄では、ゴルフ場の芝の維持・管理は大変難しい問題である。
通常、ゴルフ場で使用される薬品は、除菌剤、殺虫剤、除草剤など、毒性のある薬品がほとんどである。
こうした有毒な薬品の使用によって、ゴルファーはもちろん、キヤデイや芝生管理などの関係者が農薬による中毒を起こしたり、健康を損なうケースが頻発している。
そればかりではなく、農薬は地域の土壌や水質を汚染し、生態圏を破壊し、ひいては地域住民の健康にもデメリットを与えてしまう。
だからこそ全国でゴルフ場建設に地域住民が反対し、社会問題になっているのである。
しかしアガリエ菌を使えば、こうした問題も一挙に解決する。
グリーンやフェアウェイにアガリエ菌を散布し、ホースで軽く水をまくだけで、無農薬ゴルフ場が実現するのである無農薬ゴルフ場というのは、従来の農薬依存の技術から完全に脱却するもので、現在のグリーンキーパー技術からすれば信じられないことかもしれない。
だがアガリエ菌を使えば、農薬に汚染された既存のゴルフ場でも、いつでも簡単に無農薬ゴルフ場に転換することができるのである。
ゴルフ場というのはご存じのように、一ホールに二つのグリーンがあり、それを交互に使いながら、片方のグリーンを休ませているところが多い。
したがって普通のゴルフ場では、年間に六万人がプレーするのが限界だといわれている。
ところが残波ゴルフクラブでは、一グリーンにもかかわらず、年間に何と八万人の方がプレーを楽しんでいる。
アガリエ菌を使ってグリーンを管理しているため、芝つきがよく、休ませる必要がないのである。
実際、残波ゴルフクラブでは、半日あれば一八ホールを完壁に処理できる。
このようにアガリエ菌を活用した無農薬ゴルフ場の建設は、国内外すべてのゴルフ場で応用可能であろう。
日本の直接医療費は、平成五年度には、前年比五・九パーセント増の二五兆七三OO億円にものぼった。
これは過去最高の数字で、この一四年間で何と倍増している。
国民一人当たりでは、平均二O万円を超える計算になるのだから、いかに大きな数字であるかがおわかりいただけるだろう。
逆にいえば、「生活が豊かになればなっただけ病気も増えた」という度肉な結果を示しているわけだが、これも現代という時代を暗示しているような気がしてならない。
自動車や工場の煤煙。
地球的な規模での酸性雨。
仕事や生活環境におけるストレス。
一人平均、年間四キログラムも摂取している食品添加物。
かつて山紫水明の固といわれた時代から比べると、水も比較のしょうがないほど悪くなっている。
これほど生きる環境が悪化しているのだから、病気にならないほうが不思議なくらいである。
「それでも日本人の寿命は伸びているじゃないか」という反論には、こう答えておこう。
まず昔に比べて死産が激減しているし、医療技術の発達が何よりも大きい、と。
またN博士の『四十歳寿命説』によれば、明治から昭和初期に生まれた人が長生きしているだけであって、戦後生まれの現代人には「人生八O年」があてはまるかどうかわからないという。
いずれにしても、これだけ健康にアゲンストの風が吹いているが、人間には自然治癒力という免疫力が備わっている。
したがってこの免疫力が十分に活躍してくれれば、どんな病気でも防止してくれると考えてよさそうである。
バイオ技術は何も、農業や畜産、環境問題の解決だけに期待されているわけではない。
じつは医療分野においても、体質改善や自然治癒力アップなどに効果が認められている。
不治の病といわれる病気が改善された事例も、いくつも報告されている。
これでは、長寿県である沖縄の薬草エキスを三種類だけ紹介したい。
「コヘンルーダエキス」「こめこめエキス」「琉球ヨモギエキス」の三つである。
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